NFTアートってどうやって作るんだろう?
絵を描くのは苦手だけど自分にもできるかな?
もし利益が出せそうならNFTアートに挑戦してみたいなぁ
こういった思いを抱えていませんか?
たしかに「アート」と聞くと、センスのある人じゃないとできないイメージがありますよね。
そこへさらに「NFT」が絡むわけですから、仮想通貨の投資よりもさらにとっつきにくく感じている人が多いです。
しかし、NFTアートには芸術のセンスも高度な技術力もまったく必要ありません。
スマホひとつでカンタンに作れます。
そこでこの記事では、「スマホだけで完結できる」NFTアートの作り方や、アート制作におすすめのアプリを紹介していきます。
最後まで読めば、迷うことなくNFTアートの作成までたどりつけるでしょう。
なお、NFTアートを販売するにあたって、仮想通貨取引所の口座が必要となります。
手数料としてイーサリアムを支払うためです。
まだ持っていない方は事前に口座を作っておくと、よりスムーズにNFTの販売へ進めますよ。
以下の記事でBitflyerの口座作成手順を画像付きで完全解説しています。
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【5分で完了】BitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設方法を紹介
そもそもNFTアートとは?
こういった人のために改めて説明します。
NFTアートとは「本物だという証明書付きのデジタルアート」と考えればよいでしょう。
従来のデジタルアートには、「価値がつきにくい」という課題がありました。
絵画や宝石などと違って画像をスクショすれば簡単にコピーできてしまうからです。
そのため希少価値が高まりませんでした。
そこで活躍するのがNFT。
ブロックチェーンに作成者・所有者の情報を記録することで、デジタルアートであっても本物・偽物の区別が可能となりました。
画像をスクショしてもブロックチェーンに刻まれた証明書までは複製できません。
その結果、現物の絵画と同じようにデジタルアートを資産として扱えるようになったのです。
2021年からNFTアートは高額取引や著名人の参入が相次いでおり、爆発的な注目を集めています。
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【初心者向け】NFTとは何?NFTの特徴や具体例と将来性を徹底解説
NFTアートの作成におすすめのアプリ
そんなNFTアートですが、作成そのものは初心者でも簡単にできます。
NFTアート作成の手順は大きく2つあります。
- デジタルアートの作成
- 作成したデジタルアートをNFT化する
なお、この記事では上記のうち1について解説します。
2が知りたい人は『【NFTを販売する方法を完全解説】記事』をどうぞ。
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NFTアートの販売・出品方法を画像を使って完全解説
NFTアートを作るためにはまず、NFTにするデジタルアート自体を制作しなくてはいけません。
こんなふうに思うかもしれませんが、NFT販売で稼ぐために絵のクオリティはあまり関係ありません。
たとえば「Crypto Punks」は世界最古・最高額のNFTとして知られていますが、絵そのものはただのドット絵でして、クオリティは高くないです。
絵に自信がない人でも簡単に制作できるでしょう。
デジタルアートの作成におすすめのアプリは以下の4つです。
- 8bit painter
- ドット絵エディタ - Dottable
- アイビスペイント X
- Adobe illustrator
順番にくわしく紹介しましょう。
8bit painter
引用:https://apps.apple.com/jp/app/8bit-painter/id894301273
ドット絵を作るのであれば、「8bit painter」は定番中の定番です。
シンプルなので直感的に使いやすいからです。
実際、8bit painterはドット絵の作成に必要な最小限の機能に絞られています。
主要な機能は以下のとおり。
- 画像インポート
- 作成データの保存
- 色の作成
- 出力画像サイズ選択
このように機能が絞られているため、初めての方でも迷うことはありません。
すでに190万ダウンロードを記録しているなど、実績は折り紙つきです。
ドット絵エディタ - Dottable
「ドット絵エディタ - Dottable」はシンプルながらも本格的な機能を搭載したアプリです。
8bit painterよりも多くの機能があります。
主要な機能は以下のとおり。
- レイヤー編集
- 各種ツール
- アニメーションGIFの書き出し機能
- 描画の取り消し
- 色の作成
- ズームイン・アウト
- 複数作品の保存
- キャンバスサイズの設定
- ドットサイズの設定
- 反転機能
- 選択範囲
- トレース画像の読み込み
- 画像のドット絵変換機能
かなり多機能なアプリとなっています。
またDottableはGIF(ジフ)と呼ばれる、数秒間の動きのあるデジタルアートの作成もできます。
世界的にこうした作品のNFTは人気なので、トレンドを抑えたNFTを制作したい人はぜひ使うとよいでしょう。
アイビスペイント X
「アイビスペイント X」はこれまでの2つと違い、アニメイラストなどドット絵以外のアートを作成できます。
イラストやマンガ風タッチの作品を作れるのです。
主要な機能は以下のとおり。
- ブラシ機能
- レイヤー機能
- マンガ機能
- 選択範囲機能
- カラー機能
- お絵描き機能全般
- 作品を楽しむ機能(絵を描く工程を動画で共有)
ドット絵以外の作品を作りたい人には最適です。
またアイビスペイント XはYouTubeチャンネルも運営しています。
チャンネル内ではアプリの効果的な使い方について配信されているようです。
参考URL:https://www.youtube.com/c/ibisPaint/featured
Adobe illustrator
最後は「Adobe illustrator(以下illustratorと表記)」です。
これまで紹介したどのアプリよりもはるかに高性能です。
実際、プロのイラストレーターにも愛用されるほどの本格仕様となっています。
あまりにも機能が多すぎてここでは列挙できません。
また、illustratorは月額料金がかかってしまいます。
初心者がいきなりillustratorを使うのはやめておきましょう。
他のアプリでは物足りなくなってきた人やデジタルアート作成を仕事にしていきたい人にのみ推奨です。
NFTアートの作り方を3ステップで解説
NFTアートは次の3ステップで簡単に作成できます。
- アプリのダウンロード
- 絵を描く
- NFT化して出品
今回は「8bit painter」を例に話します。
1. アプリのダウンロード
まずはアプリをダウンロードしましょう。
2. 絵を描く
インストールできたらアプリを開きましょう。
チュートリアルが始まるので確認してください。
画面下の「+」ボタンを押しキャンバスを選択したら準備完了です。
あとは指でマス目を塗りつぶしていくだけで初心者でもカンタンにドット絵が制作できます。
試しにこんな絵を作ってみました↓
3.NFT化して出品
作品が完成したらNFT化して出品しましょう。
出品に必要なのは以下の3点だけ。
- 仮想通貨取引所の口座
- メタマスクのウォレット
- Openseaのアカウント
こんな風に思ったかもしれませんが心配いりません。
全部合わせても30分程度で完了します。
NFT販売の事前準備や出品のやり方は以下の記事にわかりやすくまとめていますので合わせてご覧ください。
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NFTアートの販売・出品方法を画像を使って完全解説
初心者が参考にすべきNFTアート3選
いくら作るのがカンタンとはいえ、いざ制作しようと思うと手が止まってしまう人も多いはずです。
そこでこのパートでは、初心者が参考にすべきNFTを3つ紹介します。
どれも絵がものすごく上手いわけではありませんが、高値で取引されているため、参考になるでしょう。
Crypto Punks
引用:https://www.shutterstock.com/ja/
Crypto Punksは世界最古のNFTとして知られています。
1億円以上での落札が相次いでおり、現時点で最も成功しているNFTアートコレクションだと言えるでしょう。
しかし、画像をよくみてください。
画力が高いかといえば、、、そうでもありませんよね。
実際、上記で紹介したアプリを使えば誰でもマネできてしまいそうです。
そんなCrypto Punksの特徴は以下のとおり。
- 横顔を描いている
- 枠線は黒で囲う
- 背景とのコントラストが鮮やか
もちろんアートの世界は単に「似たような作品を作れば似たような評価が得られる」というものではありません。
しかし初心者で「どうしても手が止まってしまう」人はこういった特徴を覚えておいても損はしないでしょう。
もちろん完全にマネするのはNGですが、まずはこういったドット絵から作ってみるといいですね。
Zombie Zoo Keeper
引用:https://opensea.io/collection/zombiezoo
Zombie Zoo Keeperさんはなんと、小学3年生の日本人の男の子です。
自由研究として制作したNFTアートが累計80万円以上で取引されました。
彼の作品も前述した8bit painterで作られており、難易度自体は高くありません。
NFTアートであれば、年齢や学歴、知名度など関係なく、誰でもチャンスを掴める可能性があるのです。
Ghozali Ghozalo
引用:https://opensea.io/collection/ghozali-everyday
Ghozali Ghozaloさんはインドネシアの大学生です。
Ghozaliさんは自撮り画像1,000枚をNFTとして販売し、累計1億円以上の売上を記録しています。
Ghozaliさんは18〜22歳までの5年間毎日、自身のパソコンの前で自撮りを撮り続けたそうです。
Ghozaliさんは有名人でもなんでもないですが、「5年間毎日」という継続性が市場から評価されました。
この現象は「ゴザリ現象」と呼ばれ、マネする人が増えています。
NFTを販売するなら、なにか継続性をアピールできると高額で買われる可能性が高まりますね。
高額NFTを販売する3つのコツ
ここまでの話で「とりあえずNFTアートを作成できる」状態にはなれたはずです。
しかし「どうせだったらいきなり高値で販売したい」という欲張りな人もいるでしょう。
そういった方向けに、NFTを高額で販売するコツを3つお伝えします。
また、実は自分で作成ではなく、転売で稼ぐ方法もあります。以下の記事に詳しくまとめています♪
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NFT転売って儲かるの?具体的に稼ぐ方法を解説します!
SNSの活用
大きな利益を上げるためにはSNSによる発信活動が必須です。
知名度の向上につながるからです。
NFTアートの制作過程や日々の感想などを積み上げておけば、応援してくれる人が現れるかもしれません。
また「ゴザリ現象」のような継続性をアピールする場としても活用できます。
本気で稼ぐならアートの作成とSNS更新はセットで考えましょう。
知名度さえ高められれば、かならずあなたのNFTの落札者が現れるはずです。
価格設定
価格設定も大切なポイントです。
まずは価格を安くして誰かに保有してもらうことを優先しましょう。
高く設定したところで無名のあなたの作品を買う人は誰もいないからです。
実際、あのCrypto Punksでさえリリース当初は無料配布されていました。
それが今では1億超えなので、NFTはなにがあるかわかりませんね。
実は!それが落とし穴なんです!
やみくもに高額販売を狙うより、まずはあなたのNFTを誰かに保有してもらうことが肝心です。
またNFTが転売された場合、制作者にも売買益の一部が入ります。
作成者に入ってくる割合は出品時に設定可能です。
とりあえず作品を安く世に出して、価格が育つのを待ちましょう。
そうすれば、売買が加速するにつれて、あなたのもとに収益が転がり込んできますよ。
複数作品の販売
人気を得るためには複数作品の販売が欠かせません。
ひとつのブランドとして認知される必要があるからです。
実際、売れているNFTは必ずと言っていいほどコレクションとして公開されています。
複数のアート作品を用意しておいてからまとめてリリースしましょう。
その際は作品間に統一感を持たせられるとよいですね。
あなたのブランドが固定ファンを獲得できれば、次回の作品を期待する声も高まってくるでしょう。
まとめ:NFTアートの作り方とおすすめのアプリ
この記事ではNFTアートの作り方とオススメのアプリを紹介しました。
内容をもう一度確認しましょう。
ポイント この記事のとおりに作成すれば、誰でもカンタンにNFTを作成できます。 何度もくりかえし読むことで単にNFTアートを作れるだけではなく、しっかりと儲けられる状態になるはずです。 NFTアートの作り方がわかったら、次は販売に進みましょう!
NFTアートの販売・出品方法を画像を使って完全解説