- 「ガス(GAS)代っていったい何?」
- 「OpenSeaでガス代が発生するタイミングはいつ?」
- 「OpenSeaのガス代っていくらなの?」
- 「ガス代を節約する方法はある?」
本記事ではこのような悩みにすべてお答えします!
この記事を読むことでNFT初心者の方でもガス代についての基礎知識を理解することができますよ!
NFT業界はこれからどんどん拡大する傾向があるので、今のうちに学んでおくとお得です。
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ガス(GAS)代とは?
ガス代とはイーサリアムチェーンを利用する時に発生する手数料です。
OpenSeaでは基本的にイーサリアムでの取引になるため、ガス代が発生します。
ここで最も重要なことは「ガス代は日々価格が変動している」ということです。
こちら秒単位で価格変動が起こっているため、ガス代が安くなるタイミングを狙って取引するのがおすすめです!
ガス代の価格が決まる仕組み
ガス代は「Gwei(GASの単位)×ガスリミット(GASの上限)」で決まります。
こちらのGweiは取引の処理速度と直結しており、価格が高く設定された取引から優先的に承認される仕組みになっています。
また、需要と供給で価格は決まるので、イーサリアムネットワーク内での取引量が多くなるとGweiの相場も上がる傾向にあります。
OpenSeaでガス代が発生するタイミングとは?
OpenSeaでガス代が発生するタイミングはNFTの購入者と販売者とで変わります。
ここでは購入者と販売者に分けて、それぞれのタイミングについて詳しく解説していきます。
販売者のガス代発生タイミング
NFTを販売する方のガス代が発生するタイミングは主にこちらの4つです。
<販売者のガス代発生タイミング>
- NFT作品を初めて出品する時
- 購入のオファーを受け入れる時
- NFT作成時に分散型サーバーに保存する時
- 販売をキャンセルする時
それぞれの発生タイミングについてここからは詳しく解説していきます。
NFT作品を初めて出品する時
OpenSeaでは初回出品時にガス代が発生します。
しかし、2回目以降は何回出品してもガス代は発生しません。
ガス代の高騰は大きな問題になりますから、ここはOpenSeaの大きなメリットになります。
あくまで、出品時にガス代が発生します。
購入のオファーを受け入れる時
オファーとは、購入者が販売者に対して価格交渉ができる機能です。
販売者はオファーのあった購入者の情報を見て誰に販売するかを決めることができます。
OpenSeaには固定価格販売とオークションの2つが存在しますが、そのどちらでも購入のオファーを受け入れるタイミングでガス代は発生します。
NFT作成時に分散型サーバーに保存する時
NFTを作成する際にそのデータをOpenSeaのサーバーに保存するかIPFSと呼ばれる分散型のサーバーに保管するか選択することが可能です。
OpenSeaのサーバーを選択した場合、OpenSeaが万が一倒産してしまったり、利用できなくなると、そこに記録されたNFTも消滅してしまいます。
一方IPFSを選択する場合、サーバーが分散されているため一度記録すると作品が消滅する心配はありません。
その代わりIPFSに保存する場合は作品を1つ作成する毎にガス代が発生します。
販売をキャンセルする時
OpenSeaには固定販売とオークションの2つの販売方法がありますが、そのどちらを選択しても販売キャンセルをする際にガス代が発生します。
しかし、作品自体を削除時はガス代は発生しません。
つまり、作品の出品を取り消したくなった場合は、その作品を一度削除して新たに登録し直すことでガス代を浮かせることができます。
購入者のガス代発生タイミング
一方NFTを購入する方のガス代が発生するタイミングは主にこちらの4つです。
<購入者のガス代発生タイミング>
- NFTを購入する時
- オファーをキャンセルする時
- ETHをWETHに交換する時
- NFTを外部のウォレットに出庫する時
それぞれの発生タイミングについてここからは詳しく解説していきます。
NFTを購入する時
OpenSeaには固定価格での販売とオークションでの販売との2種類ありますが、そのどちらで購入してもガス代が発生します。
また、OpenSeaではNFTを購入する際に、ガス代とは別で取引手数料2.5%が発生することにも注意が必要です。
オファーをキャンセルする時
作品に入札する時にOpenSeaではオファーという購入意思を販売者に伝える機能があります。
販売者はこのオファーがあったユーザーの中から販売する人を決めることになりますが、このオファーをキャンセルする時にガス代が発生します。
オファーを送る際は慎重に検討するようにしましょう!
ETHをWETHに交換する時
NFTの購入にはETH(イーサリアム)とWETH(Wrapped ETH)の両方がないと取引できません。
<WETHとは?>
WETHとはETHをERC-20に対応させた通貨です。
どちらも同じ価値を持った仮想通貨ですが、NFTを購入する際にはこのERC-20というトークン規格に対応した仮想通貨が必要になります。
NFTの購入にはWETHで行う必要がありますが、ガス代自体はETHで支払う必要があります。
つまり、NFTの購入にはWETH、ETHの両方が必要になります。
WETHはMetaMaskにETHを入金しておき、NFTを購入するタイミングでETHをWETHに変換します。
このタイミングでガス代が発生するのです。
NFTを外部のウォレットに出庫する時
OpenSeaで購入したNFTは自身のウォレットに移して保管します。
この外部ウォレットにNFTを移す際にガス代が発生します。
購入する分の量しかETHを用意していないと、ガス代は支払えずにせっかく購入したNFTが出庫できないということになるため、余裕を持ってETHを準備しておきましょう!
OpenSeaでのガス代はいくらなのか?
ガス代は日々価格が変動していくことを紹介しました。
利用したいタイミングのガス代が一体いくらなのか確認したい方も多いと思います。
結論から言うとこちらのページでガス代が確認できます。
イーサリアムのガス代最低価格変遷 | Ethereum Gas Price Chart (livdir.com)
こちらのページではGweiの価格を30分単位で確認することができます。
イーサリアム財団によると1Gwei = 0.000000001ETHとなっているため、2022年2月時点の1ETH = 35万円換算で1Gwei = 0.00035円で計算しましょう。
NFTが注目を集めた2021年1月頃から、GAS代は高騰するようになり現在も続いているため、相場が読みにくいのが現状です。
そのため、出品時から近い時期での相場の中で安いタイミングを狙うようにしましょう。
【初心者向け】ガス代を節約する2つの方法
近年、ガス代の高騰が問題となっておりますが、ガス代を安く済ませる方法もあります。
ここではNFT初心者の方にも実践しやすい2つの方法を紹介します。
- 安いタイミングを狙う
- 取引の処理速度を落とす
ここからはそれぞれ詳しく解説していきます。
安いタイミングを狙う
先ほど紹介したこちらのサイトでガス代をリアルタイムでチェックし、安くなったタイミングを狙いましょう
→イーサリアムのガス代最低価格変遷 | Ethereum Gas Price Chart (livdir.com)
ガス代が安くなるタイミングは主に日本時間で16時~21時である考えられます。
これは取引の多いアメリカで真夜中の時間になることが考えられます。
真夜中では取引量が少なくなるため、ガス代もやや安くなる傾向があると考えられます。
取引の処理速度を落とす
NFT出品時に設定できる処理速度を「Low」で設定しましょう。
イーサリアムチェーンでは処理速度が速い取引から優先的に承認される仕組みになっており、その分ガス代は上がります。
OpenSeaでは取引の処理速度が「High」「Medium」「Low」の3段階から選べるようになっており、取り急ぎの理由がなければ「Low」で設定しましょう
まとめ
この記事ではNFT取引では必ず登場するガス代について解説し、OpenSeaにおいてガス代が発生するタイミングやその節約方法をまとめました。
繰り返しになりますが、ガス代とはイーサリアムチェーンを利用する時に発生する手数料です。
この価格は日々変動しており、こちらのページでその中身を確認することができます。
→イーサリアムのガス代最低価格変遷 | Ethereum Gas Price Chart (livdir.com)
そしてガス代が発生するタイミングは販売者と購入者で変わります。
販売者として利用する方はこんなタイミングでガス代は発生します。
<NFT販売者のガス代発生タイミング>
- NFT作品を初めて出品する時
- 購入のオファーを受け入れる時
- NFT作成時に分散型サーバーに保存する時
- 販売をキャンセルする時
また、購入者として利用する方はこんなタイミングでガス代は発生します。
<NFT購入者のガス代発生タイミング>
- NFTを購入する時
- オファーをキャンセルする時
- ETHをWETHに交換する時
- NFTを外部のウォレットに出庫する時
近年はガス代が高騰する傾向にあるため、これらのタイミングはよく理解しておきましょう。
また、そんなガス代を節約する方法も合わせて知っておくと便利です。
<ガス代を節約する方法>
- 安いタイミングを狙う
- 取引の処理速度を落とす
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