NFT

NFTアートの販売・出品方法を画像を使って完全解説

この記事で悩みが解決する人

  • NFTアートの販売に必要なモノが知りたい
  • NFTアートを売る手順が知りたい
  • デジタルアートを作った後に何をすればいいか知りたい

NFTを販売するのって難しいのかな?

NFTを売るためには何を用意すればいいんだろう?

デジタルアートを作ったはいいけど、この次は何をやればいいの?

こういった疑問を抱えていませんか?

NFTは最先端のテクノロジーであるため、すごく高度な技術力や知見が必要だと思われています。

しかし実際は、「画像をサイトにアップロードするだけ」で誰でも簡単にNFTの販売を開始できるのです。

そこでこの記事では、NFTを販売するために必要なモノ、手順、注意点などを解説していきます。

最後まで読めば、あなたも今すぐNFTを販売できるはずですよ。

なおNFTの販売には仮想通貨取引所の口座が必要になります。

手数料を仮想通貨で払う必要があるからです。
まだお持ちでない方は事前に準備しておくとよいでしょう。

【5分で完了】BitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設方法を紹介

NFTアートを作成するために必要なモノ

NFTを作成するためには以下の4つが必要です。

必要なモノ

  • デジタルアート
  • 仮想通貨取引所の口座
  • メタマスクのウォレット
  • Openseaのアカウント

え、こんなに多いの…?むずかしそう、、、

こんな風に思うかもしれませんが、全部合わせて30分もかからないので心配いりません。

順番に解説していきます。

デジタルアート

NFTを販売するためにはまず、もととなるデジタルアートを作成しなくてはなりません。

自分にはアートを作るセンスなんてないよ…

「アートなんて作れないよ」と感じる方もいるでしょうが、大丈夫です。

誰でもスマホだけで簡単に作ることができます。

また売れるNFTアートと絵のクオリティはかならずしも関係ありません。

デジタルアートの作り方については『「スマホのみ」NFTアートの作り方やおすすめアプリを完全解説』にまとめています。

【スマホのみ】NFTアートの作り方やおすすめアプリを完全解説

仮想通貨取引所の口座

NFTを販売するためには仮想通貨取引所の口座が必要です。

え、トレードをするんですか、、、

仮想通貨と聞くと怪しかったり損しそうなイメージもありますが、投資で儲けましょうという話ではありません。

NFTアートを出品する際、初回のみガス代と呼ばれる手数料がかかるのですが、このガス代はイーサリアム(ETH)で徴収されます。

だから事前にETHを用意しないといけないです。

「ETHへの投資で利益を出そう」という趣旨ではないため、多少の価格変動は気にせずすぐに買ってしまうのが賢明です。

必要経費だと割り切ってしまいましょう。

口座開設の手続きはスマホと免許証さえあれば10分で完了します。

まだ口座を持っていなければスキマ時間にでも済ませておきましょう。

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メタマスクのウォレット

メタマスクのウォレットもインストールしておきましょう。

ウォレットとは仮想通貨を入れておく財布のイメージです。

メタマスクはその中で断トツのシェアを誇ります。

Chrome拡張機能として使えるため、圧倒的に便利です。

メタマスクのインストール方法

初めてで不安な人もいると思うので、インストール方法をくわしく解説しましょう。

まずはメタマスクの公式サイトへアクセスし「Download now」をクリック↓

Chrome版を選択して「Install Metamask for Chrome」をクリック↓

chromeウェブストアへ画面遷移します。「Chromeに追加」をクリック↓

追加してしばらくすると、勝手に起動するので「開始」をクリック↓

「ウォレットの作成」をクリック↓

パスワードを設定して「作成」をクリック↓

セキュリティに関するチュートリアル動画が流れるため閲覧したら「次へ」をクリック↓

ウォレットの復元に必要な12種類の英単語が表示されます。

メモできたら「次へ」をクリック(順番も大切です)↓

先ほどのフレーズが画面下に表示されるため、順番に選択していってください↓

これでメタマスクのインストールは完了です!

とっても簡単ですね!

Openseaのアカウント

Openseaとは世界最大のNFTマーケットプレイスです。

NFTを販売する人は基本的にOpenseaへNFTを出品します。

そのため事前にOpenseaのアカウントも作っておく必要があります。

Openseaアカウントの作成方法

まずはOpenseaの公式サイトへアクセスし「Create」をクリック↓

ウォレットの選択画面が表示されるため、「MetaMask」をクリック↓

メタマスクが勝手に起動します。アカウントを選択して「次へ」をクリック↓

「Openseaに接続」と表示されるため「接続」をクリック↓

署名が要求されるため「署名」をクリックしましょう↓

これでOpenseaのアカウント作成はできました。

よし!これで準備完了!

NFTアートを販売する方法を4ステップで解説

必要なモノが用意できたらNFTアートを販売する準備を始めましょう。

やるべきことは以下の4ステップです。

NFT販売の4ステップ

  • 仮想通貨取引所からメタマスクへETHを送金
  • コレクションの作成 
  • デジタルアートのNFT化
  • 価格を設定して出品

順番に解説します。

1. メタマスクへETHを送金

まずは取引所からメタマスクへETHを送金しましょう。

このときに送金先として指定するメタマスクのアドレスを絶対にまちがえないよう注意してください。

一文字ずつ手入力せずに、コピペするのが確実です。

2. コレクションの作成

メタマスクへの着金が確認できたらOpensea内に自身のコレクションを作りましょう。

なおこのステップは飛ばしてもNFT自体を作れますが、しっかりと利益を出すためには作りこみが欠かせません。

とりあえず試しに一回NFTを販売してみたいだけなんだけどなぁ

こういった方は次のステップ3に進んでください。

一方で「しっかりとNFTで稼ぎたいよ!」って人はしっかり読んでくださいね。

2-1. コレクションの作成

Openseaの公式サイトから「My Collections」をクリック↓

「Create a collection」をクリック↓

2-2. コレクション情報の入力

コレクションの情報を入力しましょう。

まずは画像を登録します。

コレクション画像

  • Logo image:ロゴ画像
  • Featured image:アイキャッチ画像
  • Banner image:ヘッダー画像

続いてコレクションの名前や説明です。

コレクション紹介

  • Name:コレクションの名前
  • URL:コレクションのURL
  • Description:コレクションの説明・紹介文
  • Category:出品するカテゴリ
  • Links:SNSアカウント等の設定

コレクションの名前や紹介文はNFT販売の成否を握る非常に重要な要素です。

しっかり作りこんで独自の世界観を生み出しましょう。

またコレクションのサイトやSNSアカウントなどもあるとさらにGoodですね。

とはいえ、中途半端なものを記載するくらいなら、何も載せない方がはるかにマシです。

2-3. 取引情報の入力

つづいてNFTの売買に関する情報を入力します。

ここで入力するのは以下の項目です。

取引情報

  • Royalties:二次流通時の作者への還元率。最大10%まで。
  • Blockchain:NFT取引に利用するブロックチェーン
  • Payment tokens:売買に使用する仮想通貨

転売されたときに利益の一部が作成者へ還元されるのはNFT最大の特徴ですね。

利用するブロックチェーンは現在、イーサリアムとポリゴンの2種類から選べます。

とくにこだわりがなければイーサリアムを選ぶのがおすすめです。

売買に使用する仮想通貨はブロックチェーンを選択すると自動設定されます。

2-4. 表示方法の設定

最後にOpensea上の表示方法を設定します。

設定項目は以下の2つです。

表示方法

  • Display theme:コレクションページのレイアウトを選択
  • Explicit & sensitive content:プライバシーなどセンシティブ情報に該当する場合、チェックを入れる

ページのレイアウトは完全に自分の好みでいいと思います。

センシティブ情報に該当することは基本的にないのでスルーでよいでしょう。

入力後、「Create」ボタンを押せばコレクション作成は完了です。

3. デジタルアートのNFT化

コレクション情報の入力ができたら、いよいよデジタルアートをNFTにしましょう。

これができればNFTの作成は完了です。

3-1. 作品情報の入力

まずは作品情報を入力します。

項目は以下のとおりです。

作品情報

  • Image, Video, Audio, or 3D Model:NFTにするデジタルコンテンツをアップロード
  • Name:作品名
  • External Link:作品のリンク
  • Description:作品の説明

作品のリンクがもしあるなら設定しましょう。

かといって中途半端なものを作っても無意味なので、なしでOKです。

3-2. コレクションの選択

作品が所属するコレクションを選択しましょう。

それ以外の項目は初期表示のままで問題ありません。

3-3. 取引方法の設定

つづいて取引方法の設定をします。

項目は以下のとおりです。

取引方法

  • Supply:販売枚数を設定
  • Blockchain:使用するブロックチェーンを選択
  • Freeze metadata:データ凍結の詳細

使うブロックチェーンは基本的にイーサリアムでOKです。

「試しに作ってみるだけだからとにかく手数料を抑えたい」という人であればポリゴンでもよいですね。

3-4. 作成完了!

これでNFTの作成が完了です!

あとは作品に値段をつけるだけです。

4. 価格の設定

NFTアートの販売方式は2つあります。

2つの販売方式

  • オークション方式:落札価格が提示され出品者が承諾すれば売買が成立する方式
  • 固定価格方式:出品者が価格を設定し、その価格を満たす購入者が現れれば取引が成立する方式

オークション方式であれば、NFTアートの作成さえ済ませれば勝手にオファーをしてくれるため、特にやるべきことはありません。

ここでは、固定価格方式で販売するやり方を解説します。

NFTアートに値段をつけます。

「Sell」ボタンを押しましょう。

価格を設定して「Complete listing」をクリックすれば出品が完了です。

なお、初回のみ出品時にガス代が取られます。

メタマスクが勝手に起動するので署名してください。

手数料取られたくないなぁ、、、

こういった気持ちもわかりますが、最初だけなので必要経費だと割り切ってしまいましょう。

NFTアート販売のよくある質問に答えます

ガス代っていくら必要なの?

5,000~8,000円くらいが一般的です。

ただしガス代はリアルタイムで変動しており、タイミングによっては20,000円以上かかることもあります。

あまりにもガス代が高いときは、少し時間を空けると解消される場合もあるため、こまめにチェックしてみてください。

NFTアートでどれくらい稼げるの?

一概に「〇〇円稼げる」とは言えません。

作品が売れれば稼げますし、売れなければ利益は得られません。

ただし、小学3年生が作成したNFTアートでも80万円で取引されたため、誰にでもチャンスがあると言えます。

売れるNFTアートってどんな作品?

結論として、「PFP(=Picture For Profile)」つまりSNSのアイコン用の画像です。

Crypto PunksやBAYCなど高額NFTは、SNS上におけるセルフブランディングとしても活用されています。

SNSアイコンとしての利用を想定して創作するとよいでしょう。

イーサリアムとポリゴンってどんな違いがあるの?

両者のちがいは下記の通りです。

イーサリアムとポリゴンのちがい

  • イーサリアム:手数料が高いけど、高額取引の可能性あり。本気で稼ぎたい人向け。
  • ポリゴン:全然使われてないけど、手数料は激安。なんでもいいからとりあえずNFT制作を経験してみたい人向け。

イーサリアムはガス代が高い分、クリエイターの本気度が高いと見なされるケースもあるそうです。

高額取引はイーサリアム基盤でしか発生していないため、稼ぐ確率をアップさせたいならイーサリアム一択と言えます。

まとめ:NFTを販売する方法を完全解説

この記事ではNFTを販売する方法について、手順をひとつひとつ解説してきました。

最後にもう一度内容を確認しましょう。

ポイント

  • NFTの販売に必要なのは、デジタルアート・国内取引所口座・メタマスク・Openseaのアカウント
  • NFTはOpenseaに画像をアップロードするだけで誰でも簡単に販売できる
  • ガス代は一般的に5,000~10,000円くらい。高いときは20,000円を超えるから要注意
  • 高値でNFTを売るためにはコレクションの作り込み&PFPを想定した作品が欠かせない

この記事で紹介したように行動していけば、誰でも確実にNFTを販売することができます。

実際に出品する際は、ぜひこの記事を見ながら進めてみてください。

単に出品ができるというだけでなく、NFT販売で稼げる状態までたどり着けるでしょう。

NFTはまだまだ黎明期です。今が絶好のチャンスですよ!

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